台北で熟成肉を食す
そろそろ小籠包にも飽きたころではないだろうか?
台北は東京都内に負けない本格イタリアンレストランが数多くあるが、今回はとてもうまい熟成肉(ドライエイジングビーフ)とイタリアワインが飲める店を紹介する。
熟成肉にはいろいろな製法があるが、この店の熟成肉は「ドライエイジング」手法を採用している。
肉の保管庫の中で。風を送って乾燥させながら肉を熟成させていく方法だ。
保管庫の温度は0から2度、湿度は70から80%くらいに保ちながら、大きな扇風機のようなファンを回して強い風を当て、空気を循環させていく。
これを22日間にわたって作業した肉がこれだ。
まず芳潤な香りがすることにびっくりする。
赤身の色を見てもらうと分かると思うが、熟成前の赤身のステーキとくらべると「肉肉しい」感じがやや抑えられて歯応えは柔らかな感じ。
肉のサシの脂身も、口の中でなんとも滑らかな舌触りがする。
台北にはアメリカ🇺🇸の有名ステーキチェーンであるルースクリス ステーキなど多数あるが、本格的に熟成肉を出すお店はこの店以外に知らない。
メインの肉の前にはイタリアのエールビールを飲みながら、モッツアレラサラダで乾杯。泡が非常の濃厚である。はちみつが入っているのでとてもマイルドな味わいであり、ほのかにパイナップルの味もする。店主によれば鶏肉料理にとてもマッチするとのことであった。260元。
お次はスパークリングワインを飲みながら、トマトソースベースのシュリンプパスタと、ゴルゴンゾーラソースベースのジャガイモパスタを食す。
やや甘口。ほかにも種類あり。
パスタの大きさがまちまちなことで、絶妙にソースに絡み、もっちり感がたまらない。
お皿も非常にユニークな形で雰囲気を盛り上げてくれる。
スパークリングワインから、イタリアの赤ワインにチェンジ。
ミディアムボディの飲み口で、フルーティなかおりのとても飲みやすい赤ワイン。1500元。
店の店主のこだわりで、かなり豊富なりイタリアンワイン、赤ワイン、白ワイン、スパークリングの在庫がある。
クリームが濃厚で、甘すぎず大人の味。
台北市内にあるレストラン。101ビルの近くなので、昼は101で観光してから、このお店を使っても良いのではないか。
ただし、当日予約は厳しいので、一週間前までの予約をおすすめしたい。
ちなみに、店内では中国語はあまり、通用しない。店主は欧州のかた。店員も気さくで英語が流暢だ。
お試しあれ。