中国語スキルの向上
本日は中国語の習得のプロセスについて話をしてみたいと思う。
この記事を読めば「どこから手を付けて良いか?」のヒントになるはずだ。
中国語とは
一般的に言われている中国語には実にたくさんの方言が存在する。
私がくらす台湾では、公用語としての国語と、台湾の地元の言葉、台湾語が存在する。
この公用語としての国語に焦点をあてて紹介していく。
学習履歴
私の場合は、台湾の企業様への営業ということで、英語よりも中国語のほうが話がスムーズである、ということで中国語のスキルアップに取り組んだわけだ。
このページを探されたかたも、おそらく大半の方が「中国語の勉強の仕方が分からない」人が大半だろう。
仕事で台湾や中国に出向くことが多くなった2000年のころは、今のように日本の書店に中国語の教材が豊富になかったころであった。
そこで、私は英語のレベルを上げたときに崇拝していた、國弘正雄先生の「只管朗読」を思い出し、「英語の学習も、中国語の学習も同じ語学なら、取り組み方は同じだろう」とい考え方に基づいて学習を始めることにした。
ちなみに「只管朗読」とは、ひたすら文章を音読する、という手法である。
この方法が理にかなっているのは、赤ちゃんが言語を覚えるプロセスそのものである、ということである。
赤ちゃんは、この世に誕生してから、繰り返し両親に言葉を習い(インプット)、少しずつ話をし始める(アウトプット)わけである。
当然ながら、赤ちゃんが発声した言葉の発音が悪かったすれば、即座に親に訂正をされて「正しい音」として言語を定着させていくのである。
そのことより、語学は「学問」ではなく、「運動」に近い動作の反復であるといえる。
外国語を学ぶときの習得時間ですが、一般的に3000時間必要といわれている。
一日3時間、一年で1000時間やると、三年間かかる計算だ。
言い方を変えると、一日3時間だけ頑張れば、3年で中国語が話せるようになる、とも言える。
当然ながら、ただ単に適当にしゃべったり、ヒアリングしてもレベルはあがらない。
順序が大事なのだ。
- 発音矯正
- 語彙増強
- センテンス暗記(只管朗読)
まずは、この3ステップをこの3000時間に配分していかなくてはいけない。
経験からいうと、中検定2級レベルまでなら、現地に出向かずとも日本国内で取得可能である。
ポイントは一番目の「発音矯正」なのだが、こればかりは独学で矯正するのは難しい。
赤ちゃんが自分自身で試行錯誤して、語学を音として学ぶことは不可能ことと同じである。
東京に住まれているかたなら、以下の学校などは、参考になるとおもう。
中国語の発音は200音節にのぼる。50音しかない、日本語の4倍もあるわけだ。
よく言われるが、中国語は一にも二にも、発音が大事である。
短くても半年はかかると思うが、発音矯正から取り組んでみてはいかがだろうか?